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インバウンドサイト制作会社の選び方|失敗しないために確認したい7つのポイント

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インバウンド向けのサイト制作では、単に日本語を外国語へ翻訳するだけでなく、海外ユーザーに伝わる情報設計や、海外の検索エンジンから見つけてもらうためのSEO対策なども重要になります。
そのため、制作会社を選ぶ際にも、一般的なホームページ制作とは少し違った視点が必要です。

この記事では、インバウンドサイト制作の現場に携わる観光ONEが、制作会社を選ぶ際に確認しておきたいポイントや、依頼前に知っておきたいことをわかりやすく解説します!

「英語や中国語に対応できます」だけで制作会社を決めるのはちょっと待って!
せっかく作るなら、海外から「見つけてもらう」ところまで考えて会社を選びましょう。

インバウンドサイト制作会社とは?

インバウンドサイト制作会社とは、訪日外国人をターゲットとしたホームページの制作・多言語化などを行う会社です。
一般的なホームページ制作との大きな違いは、サイトを見る相手が「海外のユーザー」であること。

そのため、単に日本語のホームページを英語や中国語などに翻訳するだけではなく、海外ユーザーに「見つけてもらい、伝わり、選んでもらう」ための設計が求められます。

項目 インバウンドサイト制作会社に求められること
01 情報設計 ターゲットとなる国・地域に合わせて、掲載する情報やコンテンツを設計する
02 翻訳・ローカライズ 単なる直訳ではなく、外国人に正しく伝わる表現へ翻訳・ローカライズする
03 サイト構造 多言語サイトに適したURLやサイト構造を設計する
04 海外SEO 海外で実際に検索されるキーワードを調査し、SEO対策を行う
05 導線設計 海外ユーザーを予約・問い合わせにつなげる導線を設計する

例えば、外国語ページを用意していても、海外のGoogle検索でほとんど表示されていなければ、せっかく作ったサイトを見つけてもらえません。
反対に、検索からアクセスされても、直訳しただけで内容が分かりにくかったり、外国人が知りたい情報が不足していたりすれば、予約や問い合わせにはつながりにくくなります。

インバウンドサイトは普通のホームページ制作会社に依頼してもいい?

「いつもお願いしているホームページ制作会社に、多言語化もお願いすればいいのでは?」と考える方も多いでしょう。
もちろん、一般的なホームページ制作会社でも、インバウンドサイトを制作できる場合はあります。

ただし、注意したいのが、「外国語のページを作れること」と「海外から集客できるサイトを作れること」は別という点です。
例えば、日本語サイトをそのまま翻訳して外国語ページを追加するだけなら、それほど難しくないかもしれません。

しかし、本格的に海外からの集客を目指すなら、

「どの国・地域を狙うのか」
「現地ではどんなキーワードで検索されているのか」
「海外の検索エンジンに適切に認識される構造になっているか」
「外国人が知りたい情報が掲載されているか」

といった部分まで考える必要があります。

特に多言語サイトでは、言語・地域ごとのURL設計やhreflangなど、通常の日本語サイトとは異なるSEOの知識も求められます。
そのため、普通のホームページ制作会社へ依頼すること自体に問題があるわけではありませんが、インバウンドサイトや多言語サイトの制作経験があり、海外SEOまで理解しているかは確認しておきたいところです。

実際にあった当社へのご相談の例

以前、ある事業者様から、「ホームページを多言語化したものの、海外からなかなか問い合わせが来ない」というご相談をいただきました。サイトを確認してみると、日本語ページをそのまま外国語へ翻訳して表示する仕組みになっており、言語を切り替えてもURLは日本語ページと同じままでした。

見た目では外国語に対応しているため、一見すると問題がないように思えます。しかし、外国語ページがそれぞれ独立したURLとして存在しておらず、海外の検索エンジンから外国語ページを見つけてもらうことを十分に考慮した構造になっていませんでした。

せっかく多言語化しても、海外のユーザーに見つけてもらえなければ、問い合わせにはつながりません多言語サイトは、翻訳の品質だけでなく、表からは見えないサイトの構築方法も重要です。

インバウンドサイト制作会社を選ぶ7つのポイント

せっかく制作するのであれば、外国語ページを作るだけではなく、海外ユーザーに見つけてもらい、予約や問い合わせにつながるサイトを目指したいところです。
ここからは、インバウンドサイト制作会社を選ぶ際に、特に確認しておきたい7つのポイントをご紹介します。

① インバウンド・多言語サイトの制作実績があるか

まず確認したいのが、インバウンドサイトや多言語サイトの制作経験があるかです。
一般的な日本語サイトと多言語サイトでは、翻訳だけでなく、サイト構造やSEO、ターゲットへの情報の伝え方などにも違いがあります。

制作実績を見る際には、単にデザインを見るだけでなく、

  • どの国・言語を対象としているか
  • どのような業種を手掛けているか
  • どのような目的でサイトを制作したのか

なども確認してみましょう。
特にホテル・旅館・観光施設・旅行会社などの場合は、観光業界の制作実績や知識がある会社かどうかも一つの判断材料になります。

② 自動翻訳だけに頼っていないか

多言語サイトでは、翻訳の品質も重要です。
最近ではAIや自動翻訳の精度も向上していますが、日本語をそのまま外国語に置き換えれば十分とは限りません。

国や文化が違えば、伝わりやすい表現や前提知識も異なります。
特に観光サイトでは、日本人には説明しなくても分かる文化や習慣、料理、交通手段などが、外国人には伝わらないこともあります。

そのため、「どのような方法で翻訳するのか」「ネイティブチェックは行うのか」「ターゲットに合わせたローカライズまで対応するのか」などを確認しておくとよいでしょう。

③ 海外SEOまで考えてサイトを構築できるか

ここは特に重要です。
どれだけきれいな外国語サイトを作っても、海外の検索結果から見つけてもらえなければ、インバウンド集客にはつながりません。
多言語サイトでは、言語・地域ごとのURL設計やhreflangなど、日本語サイトとは異なるSEO上のポイントがあります。

海外SEOについて詳しく知りたい方は、別記事の「多言語サイトのSEO対策」で詳しく解説しています。

多言語サイトのSEO対策記事はこちら。

④ 海外の検索キーワードを調査できるか

海外SEOに取り組むのであれば、日本で狙っているキーワードをそのまま翻訳するだけでは不十分です。
例えば、日本人と訪日外国人では、同じ観光地を探す場合でも検索する言葉や知りたい情報が異なることがあります。

そのため、

ターゲットとなる国・地域を決める
→ 現地で検索されているキーワードを調べる
→ 検索意図を分析する
→ コンテンツを制作する

という流れが重要になります。
制作会社がデザインや翻訳だけでなく、海外向けのキーワード調査やコンテンツ設計まで対応できるか確認しておきましょう。

⑤ 外国人目線でサイトを設計できるか

インバウンドサイトでは、「日本人が伝えたい情報」と「外国人が知りたい情報」が必ずしも一致するとは限りません。

例えば観光施設なら、

「どうやって行けばいい?」
「予約は必要?」
「クレジットカードは使える?」
「どのくらい時間がかかる?」
「日本独自のルールはある?」

など、日本人向けサイトでは当たり前すぎて詳しく説明していない情報が重要になることもあります。
単に日本語サイトを翻訳するのではなく、ターゲットとなる外国人の目線から必要な情報を考えてくれる会社が理想です。

⑥ 予約・問い合わせまで考えて設計できるか

インバウンドサイトの目的は、外国人に見てもらうことだけではありません。

多くの場合、その先にある、予約・購入・問い合わせ・来店などにつなげることが本来の目的です。
そのため、海外検索 → サイト訪問 → 情報収集 → 比較検討 → 予約・問い合わせ」までの流れを考えて設計できるかも重要です。

例えば、予約ページだけ日本語だったり、問い合わせフォームが外国語に対応していなかったりすると、せっかく集客できても途中で離脱される可能性があります。
サイトを作ることではなく、その先の成果まで考えてくれる会社かを確認しましょう。

⑦ 公開後の運用・改善まで相談できるか

インバウンドサイトは、公開したら終わりではありません。

Google Search Consoleやアクセス解析などを活用し、

海外からアクセスされているか
どんなキーワードで検索されているか
どのページが見られているか
予約や問い合わせにつながっているか

などを確認しながら改善していくことが大切です。

特に海外SEOに取り組む場合は、コンテンツを追加したり、検索結果を分析してページを改善したりと、中長期的にサイトを育てていく視点も必要になります。
制作時だけでなく、公開後の運用やSEOについても相談できる会社なら安心です。

インバウンドサイト制作の費用相場

インバウンドサイト制作を検討する際、「どのくらいの予算を用意すればいい?」と気になる方も多いでしょう。

制作会社やサイトの規模によって大きく異なりますが、公開されている各社の料金情報を見ると数十万円程度の小規模な多言語サイトから、数百万円以上の本格的なサイトまで幅があります。

大まかな目安としては、次のように考えると分かりやすいでしょう。

制作規模費用の目安想定される内容
小規模30〜80万円程度5〜10ページ程度・英語1言語など
中規模80〜200万円程度10〜30ページ・複数ページの翻訳・多言語対応
大規模・本格運用200〜500万円以上多言語展開・海外SEO・CMS・予約機能など

※あくまで公開されている制作料金などを参考にした目安です。ページ数、言語数、翻訳方法、機能、SEO対策などによって大きく異なります。例えば英語1言語・3〜10ページで15〜80万円とする制作会社もある一方、既存サイトへの英語+1言語追加を150〜350万円台とする2026年の調査記事もあります。

観光ONE 見積り依頼する

インバウンドサイト制作、なぜこんなに価格差がある?

インバウンドサイトは、どこまで対応するかによって必要な作業が大きく変わるからです。

例えば、日本語サイトを外国語に翻訳してページを制作するだけの場合と、海外キーワード調査 → 外国人向けの情報設計 → 翻訳・ローカライズ → 多言語SEO → URL・hreflang設計 → 予約導線まで設計する場合では、同じ「インバウンドサイト制作」でも内容がまったく違います。

実際、制作会社の公開情報でも、英語サイト30万円〜という例がある一方、本格的な多言語・グローバルサイトでは数百万円規模の価格帯が提示されています。
そのため、制作会社を比較するときは、金額だけでなく「その金額に何が含まれているのか」まで確認することが重要です。

インバウンドサイト制作会社へ相談する前に決めておきたいこと

制作会社へ相談する前に、次の内容をある程度整理しておくと、打ち合わせや見積もりがスムーズになります。

  • ターゲットとなる国・地域
    どこの国・地域からのお客様を増やしたいのか
  • 対応したい言語
    英語、中国語、韓国語など、どの言語が必要なのか
  • サイトの目的
    海外からの予約、問い合わせ、認知拡大など、何を実現したいのか
  • 既存サイトを活用するか
    現在のサイトを多言語化するのか、新しく制作するのか
  • 予算・公開時期
    おおよその予算と、いつまでに公開したいのか

もちろん、すべてを決めてから相談する必要はありません。
「インバウンド集客を強化したいけれど、何から始めればいいか分からない」という段階から一緒に考えてくれるかどうかも、制作会社を選ぶポイントです。

最低限、「どんな外国人のお客様を増やしたいか」だけでも考えておくと、相談がスムーズです!

観光業界なら「観光を知っているか」も重要

ホテル・旅館・観光施設・旅行会社など、観光事業者がインバウンドサイトを制作する場合は、制作会社が観光業界を理解しているかも確認しておきたいポイントです。
観光サイトでは、単に会社やサービスを紹介するだけではなく、「どこに行こう?」→「何をしよう?」→「ここにしよう」→「どうやって予約する?」といった、旅行者ならではの行動を考えてサイトを設計する必要があります。

また、外国人旅行者の場合は、アクセス方法や予約方法、決済、食事、文化・ルールなど、日本人には当たり前でも事前に知りたい情報が異なることもあります。
そのため、デザインや多言語化の技術だけでなく、「外国人観光客にどう見つけてもらい、どう選んでもらうか」まで観光目線で考えられる制作会社を選ぶのがおすすめです。

ホームページ制作の技術だけでなく、「観光客がどうやって旅先を探し、選び、予約するのか」を知っているか。
観光事業者のサイトでは、ここも意外と重要です。特に都道府県別の観光客動向は把握しておくべきです!

インバウンドサイト制作なら観光ONE

ここまでご紹介したように、インバウンドサイトでは、「外国語のホームページを作る」だけでなく、海外から見つけてもらい、選んでもらうところまで考えることが重要です。
観光業界向けWebメディア「観光ONE」では、観光業界で培ってきた知識とWeb制作のノウハウを活かし、インバウンド集客を見据えたホームページ制作を行っています。

観光ONEは、観光業界のノウハウとデジタルのノウハウの両輪でサポート

インバウンドサイト制作には、ホームページを作る技術だけでなく、観光客がどのように情報を探し、旅行先を選び、予約するのかを理解することも重要です。

観光ONEの強みは、「観光」と「デジタル」の両方に携わっていること。
観光業界向けWebメディアの運営をはじめ、観光企画や集客に携わる一方で、ホームページ制作、SEO、Web広告、AI・システムなどのデジタル領域にも取り組んでいます。

インバウンドサイトについても、単に外国語のページを制作するのではなく、「どんな外国人観光客に来てもらいたいのか」から逆算して、サイト設計・多言語対応・海外SEOまで考える。

それが「観光ONEのインバウンドサイト制作」です。

観光ONEでは観光業界を盛り上げていくため、日々多くの観光事業者様と意見交換をしています。
制作を前提とせずに、まずはお気軽にご相談ください!

多言語サイトのプロに相談する

インバウンド向けサイトの作り方はこちら。

※観光ONEでは、情報の提供を目的としており、公平性を心がけて執筆しています。
特定の国、地域、組織、政策、または個人を擁護したり、批判したりする意図は一切ありません。
また、記事内容に誤りや著作権などの侵害がある場合は、速やかに対応いたしますので、お問い合わせよりご連絡ください。

  • この記事を書いた人

上野 颯

観光イベント企画・添乗員

愛知県一宮市生まれ、岐阜市育ち
中学生で最年少の観光案内人としてデビュー。
旅行会社やIT企業での経験を経て、公立高校商業科(観光ビジネス)の講師や自治体への観光戦略の立案、ローカル鉄道の列車企画・ツアーの企画など、多岐にわたる活動を展開しています。

「観光の未来をもっと、おもしろく」をテーマに、観光業界で働く皆さまに〝若者目線〟も入れながら役立つ情報を発信しています。


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