「観光施設への来場者を増やしたい」「SNSで発信しているのに、なかなか集客につながらない」
観光農園や体験施設、レジャー施設などを運営する方から、よくご相談いただく内容です。
本記事では、旅行会社での実務経験や観光企画に携わってきた経験をもとに、観光施設の集客に役立つ15の超具体策を紹介します。
それぞれの実践方法や優先順位も解説しますので、ぜひ施設の集客改善にお役立てください。
ネットで調べれば出てくる集客方法だけではありません。
実際に現場で試してきた、具体的な進め方やちょっとしたコツまで紹介します!
観光ONEでは、観光事業者様の集客戦略の立案から
営業代行・施策の実行まで幅広くサポートしています。
観光施設の集客で大切な2つの考え方

観光施設の集客において、思いついた施策から手当たり次第に取り組んでいませんか?
実は、観光施設の集客方法は、大きく「能動的集客」と「受動的集客」の2つに分けて考えることができます。
まずは、集客の基本となる2つの考え方を押さえておきましょう。
能動的集客|すでに観光地を探している人に見つけてもらう
観光施設の周辺には、すでにその地域を訪れている人や、旅行を計画している人がいるはずです。
まずは、そうした観光客に自分の施設を知ってもらい、来場につなげることを考えましょう。
観光ONEでは、すでに旅行への関心や目的を持っている人に、情報収集の段階で施設を見つけてもらう方法を「能動的集客」と呼んでいます。
例えば、Googleマップや観光協会のホームページ、旅行会社のツアーなどを通じて、観光客の選択肢に自分の施設を加えてもらう取り組みです。
すでに旅行を検討している人にアプローチできるため、比較的来場につながりやすいのが特徴です。
受動的集客|まだ興味がない人に「行きたい!」と思ってもらう
能動的集客の仕組みをある程度整えたら、次は「受動的集客」にも取り組んでいきましょう。
受動的集客とは、まだその地域や施設に興味を持っていない人に魅力を伝え、「ここに行ってみたい!」という気持ちを生み出す方法です。
例えば、SNSで話題になる企画を実施したり、テレビや新聞などのメディアに取り上げてもらったりする取り組みが該当します。
新たな観光需要を生み出せる一方、企画や情報発信に時間・費用がかかり、成果が出るまでに時間を要することもあります。
そのため、まずは能動的集客を優先し、その後に受動的集客へ広げていくことをおすすめします。
ただし、地域自体の観光客が少ない場合などは、受動的集客を早い段階から組み合わせることも重要です。
集客できない施設に共通する3つの原因

観光施設の集客がうまくいかないとき、「もっと宣伝しなければ」「SNSの投稿を増やそう」と考えがちです。
しかし、集客できない原因は、宣伝不足とは限りません。
そもそも観光客は、どのように行き先を決めているのでしょうか?
ここを理解しないまま集客施策を増やしても、思うような成果にはつながりません。
① 自社施設だけで集客しようとしている(施設に立ち寄る〝理由〟がない)
例えば、岐阜県にある観光農園が、いくら魅力的ないちご狩りを宣伝しても、それだけで遠方から観光客が訪れるとは限りません。
多くの観光客は、旅行先や日程、同行者などを決め、その中で立ち寄る施設を選びます。
つまり、観光施設は、施設単体の魅力だけでなく、旅行全体の中で「立ち寄る理由」をつくる必要があるのです。
近隣の有名観光地と組み合わせたモデルコースを提案したり、周辺施設と連携したりすることも、立派な集客施策になります。
旅行者心理として、旅行行動には2つ以上の強い動機が必要だと言われています。
② 興味を持っている旅行者が離脱していることに気づいていない
来場者が少ないと、「認知度が低いからだ」と考える事業者さんも少なくありません。
しかし、施設の存在を知っていても、訪れない観光客はいます。
例えば、Googleマップで施設を見つけても、写真が少ない、料金が分からない、所要時間が不明といった理由で、候補から外されているかもしれません。
この場合、必要なのは認知度を高める広告ではなく、観光客が安心して「ここに行こう」と決められる情報を整えることです。
旅行者は最初は横断的に情報収集しています。
自分の知りたい情報が瞬間的にゲットできない場合は、すぐに候補から除外されます。
③ 施設の魅力と、観光客が求める価値がずれている
事業者が伝えたい魅力と、観光客が実際に求めているものは、必ずしも一致しません。
例えば、観光農園の事業者が「こだわりの栽培方法」をアピールしていても、子ども連れの観光客が知りたいのは「小さな子どもでも楽しめるか」「雨の日でも体験できるか」かもしれません。
もちろん、栽培方法へのこだわりも大切な魅力です。
しかし、施設が伝えたいことではなく、観光客が訪れたいと思う理由を伝えなければ、集客にはつながりにくいのです。
地下鉄で「逃走劇」!? 2,270人が参加した異色の観光体験とは?
東京の地下鉄を舞台にした、ちょっと変わったイベントが話題です。
参加者は、ただ電車に乗るのではありません。
自ら物語の登場人物となり、実際の駅や街を巡ります。
今年春に開催された企画には、延べ2,270人が参加。11月には新たな企画も登場します。
なぜ、いつもの地下鉄が、人を集めるエンターテインメントになるのでしょうか?
【観光ONE独自分類】観光施設の集客方法15選!具体的な実践ノウハウ
能動的集客

まずは「能動的集客」について、いますぐに取り組める具体的アクションを紹介します。
能動的集客は、前述の通り、すでに旅行への関心や目的を持っている人に、情報収集の段階で施設を見つけてもらう方法のことです。
Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)

Googleマップの情報を充実させることは、観光客に自社の施設やサービスを知ってもらうための効果的な方法の一つです。
「でも、Googleマップって、行き先が決まっている人がルートを調べるために使うものじゃないの?」
実は、こうした認識を持っている観光事業者さんは意外と多くいらっしゃいます。
しかし、Googleマップは単なる経路検索ツールではありません。
現在では、「名古屋に行こう」「伊豆に旅行しよう」と大まかな目的地を決めた後、Googleマップを使って周辺の観光スポットや飲食店を探す人も少なくありません。
Googleマップは、行き先が決まった後に使うだけでなく、具体的な行き先を決めるためにも使われていると考えてください。
さらに、Google検索で「岐阜 観光地」と検索すると、Googleマップと連動した観光スポットの情報が表示されることがあります。
また、ChatGPTなどのAIを使って観光地を探す人も増えており、AIによる観光地の提案に地図情報や施設情報が活用されるケースもあります。
だからこそ、Googleマップに掲載する写真や営業時間、施設の特徴、口コミなどを充実させることは、観光客との新たな接点をつくるうえで重要なのです。

(Googlemapとも関連性が高い)

情報を充実させればヒット率が上がる!!
Googleマップに掲載される店舗や施設の情報は、「Googleビジネスプロフィール」という無料サービスを使って、自分たちで編集・管理することができます。
ぜひ、営業時間や住所といった基本情報だけでなく、自社の商品・サービスの特徴やこだわり、他店との違いなども、できるだけ詳しく掲載してみてください。
また、実際に訪れたお客様に口コミの投稿をお願いすることもおすすめです。
こうして情報を充実させることで、さまざまなキーワードで検索された際に、自社の店舗や施設を見つけてもらえる可能性が高まります。
近年、観光客のニーズは多様化しています。
例えば、「近くの自家焙煎コーヒーのお店」「近くの無添加ランチ」といった、こだわりの条件でお店を探す人もいます。
こうした細かなニーズに対して、自社の特徴が検索結果に反映され、さらに口コミの評価も高ければ、観光客が安心して足を運ぶきっかけになります。
悪い口コミを書かれたらどうする??
Googleマップを活用するうえで、多くの事業者さんが心配されるのが「悪い口コミを書かれたらどうしよう」ということです。
しかし、悪い口コミを必要以上に恐れる必要はありません。
まず大切なのは、感情的にならず、冷静に内容を確認することです。
もし口コミに書かれていることが事実であれば、真摯に受け止め、サービスの改善につなげましょう。
悪い口コミに対して、感情的に反論することは避けてください!
口コミへの返信は、投稿した本人だけでなく、これから訪れる多くの観光客も目にします。
だからこそ、悪い口コミへの返信は、ほかのお客様に誠実な姿勢を伝えるチャンスでもあるのです。
例えば、次のような返信が誠実です。
このたびはご来店いただき、誠にありがとうございました。
せっかくお越しいただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。
いただいたご意見をスタッフ間で共有し、今後のサービス改善に努めてまいります。貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
一方で、事実と異なる内容や、悪意のある口コミが投稿されるケースもあります。
そのような場合は、無理に謝罪したり、相手の主張を認めたりする必要はありません。必要に応じて事実関係を丁寧に説明し、Googleのポリシーに違反している口コミであれば、削除を申請することもできます。
そして何より大切なのは、日頃からお客様に満足していただけるサービスを提供し、自然な形で良い口コミを増やしていくことです。
良い口コミが積み重なれば、一部の低評価が全体の評価に与える影響も相対的に小さくなっていきます。
観光地のGoogleマップの充実化についても、観光ONEにお気軽にご相談ください!
ホームページ・SEO対策

ホームページの充実やSEO対策も、観光客に自社の施設やサービスを知ってもらうための有力な集客方法の一つです。
現在でも、旅行先の観光スポットや飲食店、体験施設などを探す際に、Googleなどの検索エンジンを利用する人は多くいます。
例えば、「岐阜 雨の日 観光」「名古屋 子ども 体験」「伊豆 穴場スポット」といったキーワードで検索された際に、自社のホームページが表示されれば、これまで接点のなかった観光客にも知ってもらうきっかけになります。
そのためには、単にホームページを持つだけでなく、観光客がどのような言葉で検索するのかを考え、その疑問やニーズに応える情報を掲載することが大切です。
さらに近年では、ChatGPTなどの生成AIを使って旅行先を調べる人もいます。
こうしたAIも、回答を生成する際にインターネット上の公開情報を参照することがあります。
ロングテールキーワードを狙えば、上位表示されやすい!!
SEO対策というと、「岐阜 観光」「伊豆 ホテル」といった、多くの人が検索するキーワードで上位表示を目指すイメージがあるかもしれません。
しかし、こうしたキーワードは競合も多く、上位表示させるのは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのが、「ロングテールキーワード」を狙う方法です。
ロングテールキーワードとは、複数の言葉を組み合わせた、比較的具体的な検索キーワードのことです。
例えば、「岐阜 観光」ではなく、「岐阜 雨の日 子連れ 観光」、「伊豆 ホテル」ではなく、「伊豆 露天風呂付き客室 ペット可」といったキーワードです。
こうしたキーワードは検索する人の数こそ少ないものの、競合が比較的少なく、上位表示を狙いやすい場合があります。
観光協会・自治体の観光サイトへの掲載

観光協会や自治体が運営する公式観光サイトも、観光客に自社の施設やサービスを知ってもらうための重要な情報発信先です。
行先の観光スポットや飲食店、体験施設などを調べる際に、地域の公式観光サイトを参考にする人も少なくありません。
また、こうしたサイトは地域の観光情報が豊富に掲載されており、Google検索でも上位に表示されるケースがあります。
SEO対策だけでなく、ChatGPTなどのAIに自社の施設やサービスを紹介してもらううえでも、掲載先の一つとして注目したい存在です。
AIが回答を生成する際に、観光協会や自治体などの公的サイトを情報源として参照する可能性が高いためです。
掲載方法は地域によって異なりますが、観光協会の賛助会員になることで、公式サイトへの掲載や情報発信の機会を得られる場合があります。
地域によっては、会員でなくても掲載を受け付けています。
まずは地元の観光協会や自治体の観光担当部署に、自社の施設やサービスを掲載してもらえるか問い合わせてみてください。
じゃらんなどの体験予約サイトへの掲載

じゃらんやアソビュー!などの体験予約サイトへの掲載も、観光客に自社のサービスを知ってもらうための有効な方法です。
こうしたサイトは、すでに旅行やお出かけに興味を持っている人が利用するため、単に認知を獲得するだけでなく、実際の予約につながりやすいというメリットがあります。
また、「岐阜 陶芸体験」「伊豆 子ども 体験」といったキーワードでGoogle検索すると、体験予約サイトのページが上位に表示されることもあります。
サイト内には口コミや写真、料金、空き状況などが掲載されるため、観光客がほかの施設と比較しながら予約を検討しやすいのも特徴です。
ただし、予約に応じた手数料などが発生する場合もあるため、利益率を考慮する必要があります。
まずは自社のサービスと相性の良い体験予約サイトを探し、掲載条件や手数料を確認してみてください。
特に、知名度がまだ高くない体験施設や、新しく始めた観光プログラムにとっては、新たなお客様との接点をつくる有力な選択肢になります。
多くの体験予約サイトでは、初期費用や掲載料が無料で、実際に予約が入った際に手数料が発生する「成果報酬型」を採用しています。
旅行会社への営業・ツアーへの組み込み

旅行会社に自社の施設やサービスを紹介し、旅行ツアーの行程に組み込んでもらうことも、有効な集客方法の一つです。
特に、団体客を受け入れられる観光施設や飲食店、体験施設などにおすすめです。
旅行会社のツアーに組み込まれれば、自社で一人ひとりのお客様を集めなくても、一度に数十名の観光客を受け入れられる可能性があります。
また、旅行会社がツアーを企画・販売することで、これまで自社の施設を知らなかった観光客にも知ってもらうきっかけになります。
旅行会社営業のコツ
旅行会社の担当者も日々忙しく、多くの観光施設から営業を受けています。
そのため、単に「うちの施設に立ち寄ってください」と紹介するだけでは、「また機会があれば」と言われ、そのまま忘れられてしまうことも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、自社の施設を組み込んだ「売れる可能性のあるツアー行程」を提案することです。
例えば、春なら桜の名所、秋なら紅葉スポットなど、季節の観光地と自社施設を組み合わせたコースを考えてみましょう。
さらに、通常は体験できない特別拝観や、地元の生産者による限定体験など、バスツアーならではの特別な企画を用意できれば、旅行会社にとっても魅力的な提案になります。
ここで重要なのは、自社の施設に立ち寄ってもらうことだけを目的にしないことです。
例えば、近隣の観光施設や飲食店に独自で交渉し、ツアー限定の体験を用意してもらうのも一つの方法です。
旅行会社が「これならお客様が集まりそうだ」と感じる企画を提案できれば、採用される可能性も高まります。
また、近隣施設との調整を引き受けることも、旅行会社にとってはありがたい提案です。
団体で利用できる飲食店や体験施設の紹介、受入条件の確認、関係者との連絡調整などを行うことで、旅行会社の担当者の負担を減らせます。
旅行会社にとって「営業に来る施設」ではなく、「一緒に売れるツアーをつくってくれるパートナー」になること。
これが、継続的な送客につなげるための大きなポイントです。
ただし、近隣施設の手配を代行する場合は注意が必要です。
宿泊や交通などの手配内容や契約形態、報酬の受け取り方によっては、旅行業や旅行サービス手配業の登録が必要になる場合があります。
事前に制度を確認しておきましょう。
観光ONEでは、旅行会社との交渉までサポートします。
周辺観光施設・宿泊施設との連携

近隣の観光施設や宿泊施設、飲食店などと連携することも、効果的な集客方法の一つです。
観光客は、一つの施設だけを訪れるのではなく、周辺の観光スポットや飲食店などを組み合わせて旅行を楽しむことが多くあります。
例えば、宿泊施設のフロントで近隣の体験施設を紹介してもらったり、飲食店に自社のパンフレットを置いてもらったりするだけでも、新たなお客様との接点が生まれます。
また、お互いの施設を紹介し合うことで、広告費をかけずに集客につなげられるのも大きな魅力です。
ほかにも、連携先と一緒に特別な企画を考えてみるのもおすすめです。
例えば、宿泊者限定の体験プランや、飲食店と観光施設を組み合わせた特典付きプラン、複数の施設を巡るスタンプラリーなどが考えられます。
SNS検索への対策

InstagramやTikTokなどのSNSも、観光客が旅行先や立ち寄るスポットを探すための重要な情報源になっています。
特に若い世代では、Google検索だけでなく、SNSで写真や動画を見ながら行き先を決める人も多いです。
例えば、Instagramで「#岐阜ランチ」「#岐阜観光」といったハッシュタグを調べたり、TikTokで「岐阜 自然」「名古屋 穴場スポット」と検索したりするケースです。
こうした検索結果に、自社の施設やサービスの魅力が伝わる投稿が表示されれば、観光客に興味を持ってもらうきっかけになります。
また、自社の投稿だけでなく、実際に訪れた観光客による投稿も重要です。
思わず写真を撮りたくなる場所を用意したり、SNSで紹介したくなるような体験を提供したりすることで、観光客自身が施設の魅力を広めてくれる可能性があります。
受動的集客
次に、「受動的集客」についての具体的アクションを紹介します。
受動的集客とは、観光客が地域や自社の施設やサービスを積極的に探していなくても、偶然目にしたり、何かのきっかけで興味を持ったりすることで、来店や訪問につなげる集客方法のことです。
Instagram・TikTokでの情報発信

InstagramやTikTokなどのSNSは、観光客に自社の施設やサービスを知ってもらうための有効な手段です。
先ほどご紹介した「SNS検索への対策」との違いは、観光客が自ら検索していなくても、投稿を見てもらえる可能性があることです。
例えば、InstagramのリールやTikTokのおすすめ欄には、ユーザーの興味や関心に合わせた投稿が表示されます。
何気なくSNSを眺めていた人が、偶然流れてきた観光スポットの動画を見て、「ここに行ってみたい!」と思うこともあるでしょう。
SNS発信をする際に重要なのは、施設の情報を一方的に宣伝するのではなく、思わず見たくなるコンテンツを発信することです。
例えば、絶景が広がる瞬間や、普段は見られない施設の裏側、思わず誰かに教えたくなる豆知識などは、興味を持ってもらうきっかけになります。
また、投稿を見てすぐに訪問するとは限りません。保存しておき、数週間後や数か月後の旅行で訪れるケースも考えられます。
最近は「コンテンツ消費」の傾向があります。バズってもなかなかプロフィールに飛んだり、フォローにつながったりしないのです。
なので、再生回数だけでなく、保存数やプロフィールへのアクセス、実際の来店につながっているかも意識してみてください。
個人的なおすすめは、自社発信ではなく、次の「インフルエンサーとの連携」です。
インフルエンサーとの連携

インフルエンサーとの連携も、観光施設におすすめしたい集客方法の一つです。
「インフルエンサーに依頼するなんて、費用が高そう……」と感じる事業者さんも多いのではないでしょうか。
しかし、必ずしも何十万人ものフォロワーを抱える有名インフルエンサーに依頼する必要はありません。
実は、最近のSNSでは「フォロワー数=影響力」とは限らないのです。
InstagramのリールやTikTokでは、フォローしていない人にも投稿が表示される仕組みがあります。そのため、フォロワーが数千人でも、投稿によっては数万回、数十万回と再生されることがあります。
つまり、フォロワー数の多さだけでなく、SNSのアルゴリズムやユーザーの興味を理解し、多くの人に見てもらえるコンテンツを制作できるかどうかが重要です。
インフルエンサーの選び方
まずおすすめしたいのが、自社の施設と相性の良いジャンルで発信しているインフルエンサーを探すことです。
例えば、岐阜県の観光施設であれば、「東海地方のおでかけ情報」や「岐阜の穴場スポット」などを発信している人が候補になります。
施設の特徴によっては、子育て、グルメ、アウトドア、歴史など、特定のジャンルに強いインフルエンサーもおすすめです。
ここで注目したいのが、フォロワー数よりも、最近の投稿がどれくらい再生されているかという点です。
過去に一度だけ大きく伸びた投稿がある人よりも、直近の投稿で安定して再生数を獲得している人の方が、依頼先として検討しやすいでしょう。
また、再生数だけでなく、コメントの内容や視聴者の地域、投稿の保存数なども確認できると理想的です。
個人的には、まずはフォロワー1万〜3万人程度のインフルエンサーから探してみることをおすすめします。
この規模であれば、比較的相談しやすく、交通費などの実費負担や、数万円程度の報酬で依頼できるケースもあります。例えば、1投稿あたり5万円前後を一つの予算目安として考えてみてもよいでしょう。
ただ、どんなに再生数が伸びても、実際の来店や予約につながらなければ、集客施策としては十分とはいえません。
自社のターゲットとなる観光客に情報が届くか、見た人が「行ってみたい」と感じる内容になっているかを意識して、依頼先を選んでみてください。
観光ONEでは、旅行に強いインフルエンサーとの交渉までサポートします。
Web広告・SNS広告

GoogleやInstagram、TikTokなどの広告を活用することも、観光客に自社の施設やサービスを知ってもらうための有効な方法です。
広告の大きなメリットは、自社の情報を届けたい人に、狙ってアプローチできることです。
例えば、InstagramやFacebookの広告では、地域や年齢、興味・関心などをもとに、広告を届ける相手を設定できます。
また、訪日外国人観光客(インバウンド)をターゲットにした広告配信も可能です。
SNS広告で特に重要なのが、広告として配信する写真や動画の質です。
どれだけ細かくターゲットを設定しても、広告そのものに魅力がなければ、興味を持ってもらうことはできません。
なので、広告運用を外部に依頼する場合は、単に広告の設定ができる人ではなく、InstagramのリールやTikTokなどで、思わず目を止めてしまうコンテンツを制作できる人が理想的です。
例えば、施設の外観を紹介するだけの動画よりも、実際に体験している様子や、思わず驚くような景色を冒頭に見せる動画の方が、興味を引けるかもしれません。
また、広告は少額から始められる媒体も多いため、最初から大きな予算をかける必要はありません。
まずは複数の写真や動画を試し、どの広告が予約や来店につながっているのかを確認しながら改善していくことをおすすめします。
テレビ・新聞・Webメディアへの情報提供

テレビや新聞、Webメディアなどに自社の施設やサービスを取り上げてもらうことも、有効な集客方法の一つです。
そのための代表的な方法が「プレスリリース」です。
プレスリリースとは、企業や団体が新しい取り組みやイベント、商品・サービスなどの情報を、報道機関に向けて発信することです。
ただ、自社の話したいことだけを発信する事業者が多くいます。
例えば、「新しい体験プランを始めました!」「当店の料理はとてもおいしいです!」といった情報を送っても、それだけではなかなか取り上げてもらえません。
メディアは企業の宣伝をするために存在しているわけではないからです。
広告であれば費用を支払うことで掲載できますが、ニュースや記事として取り上げてもらうためには、読者や視聴者に伝える価値のある情報が必要です。
ここで意識したいのが、「地域性」と「社会性」です。
単に「新しい観光体験を始めました」と発信するのではなく、「地域の伝統産業を守るため、地元職人と連携した新しい観光体験を開始」と伝えれば、地域の課題や取り組みとして関心を持ってもらえる可能性があります。
また、「新しいランチメニューを販売します」よりも、「地元で廃棄されていた規格外野菜を活用したランチを開発」といった情報の方が、社会的な背景を伝えやすくなります。
もちろん、地域性や社会性があれば必ず取材されるわけではありません。新規性や話題性、時事性なども重要です。
鉄道会社・企業とのコラボ企画

鉄道会社や地域の企業と連携した企画も、観光客に自社の施設やサービスを知ってもらうための方法です。
特に鉄道会社では、沿線地域へのお出かけを促すために、さまざまな観光キャンペーンやイベントを実施しています。
例えば、沿線の観光スポットを巡るスタンプラリーや、乗車券と観光施設の入場券がセットになったお得なきっぷ、駅周辺の飲食店で使えるクーポン企画などです。
こうした企画に自社の施設を組み込んでもらえれば、普段は自社のことを知らない人にも、訪れてもらうきっかけをつくることができます。
ただ単に「うちの施設も紹介してください」とお願いするだけでは、なかなか採用されません。
鉄道会社にとっても、利用者が増えたり、沿線の魅力を高められたりするメリットが必要だからです。
そこでおすすめしたいのが、クーポンや限定特典を組み合わせた企画を提案することです。
例えば、対象の乗車券を提示すると入場料が割引になる企画や、鉄道利用者だけが体験できる限定プログラム、特定の駅から施設までを巡るスタンプラリーなどが考えられます。
特に意識したいのが、「今、この企画を利用して訪れる理由」をつくることです。
単なる割引だけでなく、期間限定の体験や、その企画でしか手に入らない特典などを用意することで、観光客の行動を後押ししやすくなります。
また、連携先は鉄道会社に限りません。地元の商業施設や百貨店、食品メーカーなど、観光との相性が良い企業とのコラボレーションも考えられます。
自社の施設だけで集客を考えるのではなく、ほかの企業が持つ顧客との接点を活用すること。
そのためにも、相手企業にとってのメリットを考えながら、お互いに集客効果が期待できる企画を提案してみてください。
自分の観光施設に合った集客方法の選び方
| 施設の状況 | 優先したい集客施策 |
|---|---|
| 新規オープン | プレスリリース・SNS広告・インフルエンサー |
| 立地が悪い | 特別体験・旅行会社への営業・周辺施設との連携 |
| 観光農園・体験施設 | 体験予約サイト・SNS・SEO |
| 知名度はあるが集客が少ない | 口コミ改善・予約導線の改善・限定イベント |
| リピーターが少ない | 季節限定企画・会員向け特典・再訪を促す情報発信 |
| 広告予算が少ない | Googleマップ・観光協会への掲載・周辺施設との連携 |
新規オープンした施設の場合
新規オープンしたばかりの観光施設で、まず取り組みたいのが「施設の存在を知ってもらうこと」です。
どれだけ魅力的な施設でも、知られていなければ観光客は訪れてくれません。
Googleマップやホームページなどの基本的な情報を整えたうえで、積極的に認知を広げる施策に取り組むことをおすすめします。
例えば、地元のテレビ局や新聞社へのプレスリリース、地域のおでかけ情報を発信しているインフルエンサーとの連携、InstagramやTikTokでの情報発信などです。
特に新規オープンは、メディアに情報を提供する絶好のタイミングです。
ただ、「新しくオープンしました!」という情報だけでは、なかなか取り上げてもらえません。
地域初の体験や、地元の特産品を活用した新しい取り組みなど、ニュースとしての魅力を伝えることが大切です。
また、オープン直後は口コミも少ないため、実際に訪れたお客様にGoogleマップへの口コミ投稿をお願いすることも忘れないようにしましょう。
おすすめの集客施策
プレスリリース、インフルエンサーとの連携、SNS広告、Googleマップの整備
立地が悪く、観光客が立ち寄りにくい施設の場合
立地条件が悪い場合にまずやるべきは「わざわざ足を運びたい」と思ってもらえる強い理由をつくることです。
例えば、普段は体験できない特別なプログラムや、季節限定のイベント、その施設でしか味わえない食事などです。
旅行会社に営業してバスツアーの行程に組み込んでもらうことも有効です。
ただし、大型バスが通行できる道路や駐車場など、団体客を受け入れられる環境が整っていることが前提になります。
立地の悪さを広告だけで補おうとするのではなく、まずは施設そのものの魅力や訪問する理由を見直してみてください。
おすすめの集客施策
特別体験の企画、旅行会社への営業、周辺施設との連携、SNSでの魅力発信
観光農園・体験施設の場合
観光農園や体験施設の場合、特に意識したいのが「体験内容を具体的に伝えること」と「予約までのハードルを下げること」です。
例えば、いちご狩りであれば、料金や営業時間だけでなく、食べられる品種や制限時間、雨天時の対応、子ども連れでも楽しめるかといった情報が重要になります。
こういう情報をGoogleマップやホームページに詳しく掲載しておくことで、観光客が安心して予約を検討できるようになります。
また、じゃらんやアソビュー!などの体験予約サイトへの掲載もおすすめです。
すでに体験先を探している観光客にアプローチできるため、予約につながる可能性があります。
季節によって集客が大きく変わる施設では、繁忙期だけでなく、閑散期に訪れてもらうための限定企画を考えることも大切です。
電話予約のみの場合は、それがハードルになることもあります。
ネット予約なども検討してみてください。
おすすめの集客施策
体験予約サイトへの掲載、Googleマップ・SEO対策、Instagram・TikTokでの発信、季節限定イベント
観光施設の集客にお悩みなら、観光ONEにご相談ください!

「自社に合った集客方法がわからない」
「やりたいことはあるけれど、実行する時間や人手が足りない」
そんな観光事業者さんは、ぜひ観光ONEにご相談ください。
観光ONEでは、観光業界に特化した知識やノウハウを活かし、施設の特徴や課題に合わせた集客戦略のご提案から、具体的な施策の実行までサポートしています。
ホームページ制作やSEO対策はもちろん、旅行会社への営業、イベントの企画、各種プロモーションなど、幅広い集客施策に対応可能です。
単に「こうした方がいいですよ」と提案するだけでなく、実際に観光客に来てもらうための取り組みを、一緒に形にしていくことを大切にしています。
まずはお気軽にご相談ください!
契約の義務はありません。相談のみでもOK!
